おとなのじゆうけんきゅう

あなたのすぐそばに、マルチが…

第3話:世間に疲れた人がキラスピ起業を目指すのはマジでちょっと待ってください。

 

わたしは根性論が嫌いです。

〜それと、嫉妬もしてません。〜

 

第2話:「んなわねねーだろ!」ってうちゅうがいってるよ! - おとなのじゆうけんきゅう

 

私のブログでは、初っ端から

 

楽して稼げる仕事なんかない!

どんな仕事にも努力はつきものだ!

 

としつこく訴えていますが、

 

耐え忍ぶ事が美徳である!

厳しい試練に耐えてこそ!!

競い合え!高め合え!

お客様は神様です!!

 

みたいな理論で説明できない上にしかも暑苦しい根性論はものすごく苦手です。

 

上司に罵倒され、同僚に蔑まれ、家族や友人との時間を奪われてまで安月給で休みもなく長時間辛い仕事を続ける意味はない。

 

できれば効率よく短時間で稼げる方が健康的で豊かな生活ができる!と思っている側の人間です。

 

そこで今日はまず、このブログが「耐え忍ぶ美徳」について訴えたい訳ではないし、況してや「他人に迷惑をかけてもOK!」の子宮系周りへの羨望や嫉妬から「努力こそ尊い!我慢こそ尊い!」と訴えているわけでもないよって事を書いておきましたです。

 

アノ人達は、何か自分に不都合な反対意見を目にすると、自由に楽しくやってる先進的な私たちへの嫉妬!卑しい庶民め!だからお前らは貧乏なんだよ!って言い出すのがお家芸でしたが、本当にお願いだから、一度でいいから真剣にどこが嫉妬なのか教えてほしいし、それ以外の言葉で理論的に反論してみて頂きたいものですね。

おそらく今現在ウォッチャーは誰一人その「嫉妬論」には納得してないし、私の見立てでは 嫉妬されたくてたまらないから自ら嫉妬だと言いふらしてるだけなんだろうなと…っと。話が逸れかけた。

 

 

世間はとても疲れてます

〜ココロのスキマにキラスピ起業〜

過労自殺問題やネット通販の普及と利便化による宅配業者への負担、企業の過剰サービスによる従事者の嘆き、モンスタークレーマー…などなど、社会からも、SNSからも、働く人々の「心の疲れ」を感じずにはいられない昨今。

 

社会には私のように「もうこれ以上がんばれない」人だってたくさんいるし、みんなが難なく熟せる仕事が向いてない・出来ないだけでなくもはや苦痛な人だっているのです。

 

ブラックな会社、高圧的な上司やマウント大好きな同僚の元、歯を食いしばって頑張って来た人は、何者かになって見返してやりたい!自分はこんなもんじゃない!と思う事もあるでしょう。

私はそう思ってました。

 

先日のブログでもお伝えしましたが、

こういう時は本来、できれば休んだ方がいいと思います。

怒りや憤りなど負のパワーを原動力にできるのは、まだまだ心が元気な人だけです。

疲弊した心に燃料を投入しても、すぐに燃え尽きてしまいますから。

 

ですが様々な事情から、己の心の状態を解っていながら、収入を得るために働かざるを得ない。これも現実。

 

どうせ働くことに納得せざるを得ないなら、せめて働くことに意味を見つけたい。

 

そう言う思いを抱く人も少なくないと思います。

 

一般的には、次の就職先を探す、もしくは就職に役立つ資格習得や専門的な技術を身につける事を考えるかもません。

 

ですが、人間疲れ切っていると視野も狭くなる物で、なぜか0から100まで一気にかけあがろうとします。

 

昨日まで何者でもなかったどころか生きづらい社会の荒波に揉まれ絶望し、心身困憊状態にも関わらず、「起業したい」だとか「人を救いたい」などと考え、そこに活路や希望を見出そうとするのです。

 

「昨日までの自分を捨てて生まれ変わるの!!」…みたいな、失恋ソングさながらのちょっと痛々しい前向きさや、「自分を笑った奴を見返したい!」と言うちょっと居た堪れない前向きさ…。

 

そんなマイナス思考由来の心の隙間を、奴らは狙ってるんですよ。

 

キラスピも蓋を開ければ根性論

〜私にもできるかも!?そう思ったらご用心!〜

 

なんの取り柄もない一般人からブランドバッグ片手に海外旅行。

母として、女としてセッションや起業セミナーを行い、時には同業者や芸能人とのコラボイベントを行い…あっという間にキラスピ界のスターへと登り詰めて行った「子宮系」の仲間たち。

 

その一見自由で華やか、ゴージャスなシンデレラストーリーは、明日食べることもままならない貧困層や未婚のシングルマザー、被虐待児だったママさんや、私のように社会や人間関係に消耗し生きづらさに悩む人々を次々と虜にしてきました。

 

その破天荒なメソッドは度々世間の批判を浴びてきましたが、その中でも特に、自らの口座番号を晒し「振り込んでください!」と言う趣旨のブログをアップする信者が続出した件は本当に驚き、呆れたものです。

 

彼女たちは、最初は過去の不幸な生い立ちや精神的な問題、社会的弱者であった事を語ります。

 

そこから自身の現在の生き方を語り、成功を見せつけ、ブログ読者たちに「こいつにできるなら、わたしにもできるかも」と無意識にマウントを取らせ、希望を抱かせる事で固定ファンを掴み、次に一見難解な言動で探究心や不安を煽り、セミナーやワークショップ、セッションへと誘導し「奉納」させ、「信者」へと育てると言うのが手口ではないかと、私は考えています。

 

結局「他人の不幸は蜜の味」とでも言いますか。

悲しいかな人は自分より少しでも不幸な人間を見て安心し、見下して慰められる生き物です。ここで多くを語らずともお察し頂けるかと思います。

 

ええとつまり私も無意識のうちにマウントを取らされ「こんな底辺を這いずり回っていたような人でもセミナーで稼げるんだ!」ぐらいの事を思い、「私にもできるかも!」ぐらいの事を思ったって事です!!嗚呼言ってしまった!!

 

私は当初、子宮委員長や心身調律セラピスト周りのブログにフムフム納得していたのですが、途中からあ?何言ってんだ?と思う事が多くなりました。

 

コメント欄には私と同じく意味がわからない!教えてほしい!と言う要望が数件寄せられていましたが、彼女たちがそれらに真っ当な返事をする事はなく、次々と新たなメソッドが公開され、置いてけぼりを食らうばかり。

 

その一方で、セミナー参加者のブログに次々と新しい発見や気づき、理解や賞賛の言葉が並べられているのを目にすると「ああ、やっぱり無料でブログを読むだけじゃ理解できない物なのかな?」とまるで"タダで人生を善くしようとする自分が卑しい""理解できない自分が悪い"かのような錯覚に陥るのです。

※今考えると、「参加者」すらも怪しいもんで、主催者の息がかかった「お気に入り信者」=サクラだった可能性も否めない。数人の"お気に入り"をブログで取り上げ売れっ子に育上げ、実績があるかのように見せるのも手口なのかも知れないし。(猜疑心)

 

私はこの辺りでセミナーの高料金に疑問を感じ参加を思い留まった身なので、ここからは飽くまで独自の調査に基づく推測の域を出ませんが。

 

こうして徐々に勢力を強めて行った「子宮系女子」やそこから派生した「トリプル女神」(懐かしいw)達。

 

それからも度々過激な発言やトンデモ理論で界隈のみならず世間を騒がせておりましたが、派生の教祖が増えすぎ飽和状態になったためか、そのうちにいかに世間の批判を恐れず突拍子もない発言ができるかのチキンレースが始まり、了解釣り上げ合戦が始まり。

 

最後には仲間割れを起こして口汚く罵り合い、仲間はずれ同士手を取り合い結束し。

 

あなたたちとは違うのよ!とでも言いたげに振舞っていながら一般社会の縮図まんまのドロドロの人間模様と醜態を世間様に晒しておりました。

 

特に「トリプル女神」の仲間割れや悪口合戦は、界隈では有名な話だと思います(笑)

 

この頃には、

庶民のくせに!庶民は卑しい!

稼いでから言え!

支払い額が覚悟の値!

などと教祖を批判する者のみならず信者にまで罵倒…いや、脅しとも取れる暴言を見境なく浴びせる教祖まで登場し、信者はその一般的には全く理解不能の言動に大枚はたいた意味を持たせようと右往左往すると言う構図が出来上がって行ったのです。

 

脱落して極貧生活を余儀なくされたり、あまりにお金を注ぎ込みすぎて離婚騒ぎになった信者もいるようですね。

 

 

儲けてから言え!庶民のくせに!

など厳しい罵倒に耐え

常に意識を高く保つ事を求められ

私は神様です!!と宣う教祖に

大枚はたいて必死でついて行く。

そのために家族や友人との時間が犠牲になる。

家庭やそもそもの人間関係が崩壊する。

 

…これ、冒頭に書いた根性論と同じだと思いませんか?

もし一般企業なら、「モラハラ」「ブラック企業」だと言われてもおかしくないのではないでしょうか?

 

過激な発言についてはごく一部の主催者だけが頻繁に使っていた物ですが、最近ではとうとう「龍と契約」「私は神」「私は霊能者」などと自己を神格化する動きが頻繁に見受けられ、ますます奴らが何なのか理解不能お手上げ状態なわけですが。

 

結局何が言いたいかと言うと、

 

社会の荒波に揉まれ心身共に疲れ切ったあなたにとって、華やかでゴージャスで、まるで暗闇の中の一筋の光かのように見えたであろうキラスピ起業も、蓋を開ければ結局根性論推しブラック企業さながらの世界ってこと。

 

破天荒な言動が新鮮に見えたり、先進的に映るのは最初だけ。

 

その奥には求めていたはずの幸せではなく、古き悪しき人間社会の縮図や俗世界と寸分違わぬ人間の心の闇が広がっているだけです。

 

キラスピには、あなたの求める心の平穏や、況して安定した収入なんて望めません。

 

教祖とて「ただの人」。

一般人に大枚はたいて教えを乞い不確かな収入を当てにするより、しっかり自分に合った職を探し、確実な収入を得た方がいくらか人生豊かに過ごせると思いませんか?

 

「起業さえすればあとは楽勝」って訳じゃないことは、皆さんもちろんお分かりかと思いますが、起業とて雇われてないと言うだけで結局労働に変わりはありません。

もちろん「向き・不向き」もあるでしょうし、当然それなりの責任が伴うため、向いている人には前より楽に感じられるかも知れませんが、向いてなければ今より精神的に辛い思いをする事になるでしょう。

 

起業を否定するつもりはありませんが、少なくともアノ界隈をアテにして起業するのは、個人的には…特に心が疲れ切ってしまったあなたには、オススメできません。